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上田市の「保野歴史研究会」が「ウォーキング講習会」を行う! 完成したばかりの地域のウォーキングマップを活用

テーマ:上田市ニュース

【ウォーキングコースで史跡を見学する参加者】

 上田市保野地域の有志でつくる「保野歴史研究会」は、このほど講習会を行った。
 これは、完成したばかりの”地域のウォーキングマップ”を活用した講習会で、同マップウォーキングコース内を歩いた。

 マップで紹介されているコースのひとつ「旧別所街道コース(約1㎞)」の一部で実施。
 子どもから高齢者まで広い年代の地元住民約40人が参加し、同会メンバーが案内した。

 公民館を出発して旧別所街道方面に進み、シーズンにはホタルが飛び交う蛍の里や、舞田に続く高橋(せんぼの橋)、願海和尚揮ごうの道祖神などを見学しながら歩いた。

 同会は約20人が集まり、地元の歴史の調査や研究などを約10年続けている。
 令和元年度から今年度の4年間は「上田市わがまち魅力アップ応援事業」を活用して事業を進めた。
★主な活動内容は
 地域内20カ所以上の史跡にQRコード付き標柱設置
 一部史跡付近への案内板やベンチの設置
 ウォーキングマップ作成ーなど。

 ウォーキングマップは、四つ折りのカラー版。
 3つのウォーキングコース「田園(約1・6㎞)」「旧別所街道(約1㎞)」「保野フル(約4㎞)」と、コース周辺の史跡や民話、草花などを紹介している。
 昨年12月に完成し、その後地域内で全戸配布した。

 保屋野義雄会長(74)は、今回の講習会について「魅力アップ応援事業関連活動を締めくくる取り組み。マップは使ってもらうことが目的なので、今後もぜひ役立てて歩いてもらえれば」。
 近年の活動を振り返り「塩野神社がレイラインにあることなど新たな発見もあった。地域には歴史があるが、注目されなければ時代とともに無くなってしまう。今回、掘り起こしや継承につながる事業ができて良かった」と話していた。