ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

上田市の川西公民館が「春の川西こども広場『日本銀行』って何者? 講座」を開く! ★児童らが1億円の重さを体験。

テーマ:上田市ニュース

【お札の偽造防止を探す児童】
【1億円の重さ体験】

 上田市の川西公民館はこのほど、児童の春休みに合わせた「春の川西こども広場『日本銀行』って何者? 講座」を同公民館で開いた。
 児童らが1億円の重さを体験するなど楽しみながら、金融の学習も行った。

 会場には、保護者も一緒に家族や友だちで参加する児童が目立った。
講師は、日本銀行松本支店の職員で、同支店では中信などで子ども向けの講座などを開いているが、東信では珍しい。

★講座では、銀行の銀行としての役割を持つ日本銀行の役割について
 ・「日本銀行券」が発行される理由と仕組み
 ・物価の安定・金融政策
 ・金融システム安定、銀行間の決済
  ーについて分かりやすい映像で学習。

 お札の偽造防止技術では、模様の一部に見えるマイクロ文字、深凹版印刷、ピンク色に光沢のあるパールインキ、角度を変えると変化するホログラム、特殊発行インキをルーペや紫外線ライトで確認。
 お札の精巧な技術を見つける度に「あっー、分かった」と喜んでいた。

 職員の指導で、紙幣の数え方にもチャレンジ。
 人差し指と中指の間に模造の紙幣をしっかり挟み、挟んだ反対側の重なりを少しずらして広げ、折り曲げて、もう片方の手で数える方法を教わった。
 手の大きさの問題で苦戦する児童もいたが、きちんと数えられるようになった子もいた。
 一緒に来た保護者は「別の方法で慣れているので、なかなか難しい」と苦笑い。

 1億円と1円貨5000枚の重さ体験も行った。
 約10㎏の束を持った子どもは「結構重たい」と話し、小さな子は2人がかりで体験して喜んでいた。

 講座を体験した児童は「1億円の重さが体験できて良かった」。

 子どもと一緒に来た保護者は「大人も知らないことがあって、お札をこんなにじっくり見たことがなかったので、精巧さに驚いた。子どもと楽しく体験できた」と話していた。