上田市の川西公民館が「春の川西こども広場『日本銀行』って何者? 講座」を開く! ★児童らが1億円の重さを体験。
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上田市の川西公民館はこのほど、児童の春休みに合わせた「春の川西こども広場『日本銀行』って何者? 講座」を同公民館で開いた。
児童らが1億円の重さを体験するなど楽しみながら、金融の学習も行った。
会場には、保護者も一緒に家族や友だちで参加する児童が目立った。
講師は、日本銀行松本支店の職員で、同支店では中信などで子ども向けの講座などを開いているが、東信では珍しい。
★講座では、銀行の銀行としての役割を持つ日本銀行の役割について
・「日本銀行券」が発行される理由と仕組み
・物価の安定・金融政策
・金融システム安定、銀行間の決済
ーについて分かりやすい映像で学習。
お札の偽造防止技術では、模様の一部に見えるマイクロ文字、深凹版印刷、ピンク色に光沢のあるパールインキ、角度を変えると変化するホログラム、特殊発行インキをルーペや紫外線ライトで確認。
お札の精巧な技術を見つける度に「あっー、分かった」と喜んでいた。
職員の指導で、紙幣の数え方にもチャレンジ。
人差し指と中指の間に模造の紙幣をしっかり挟み、挟んだ反対側の重なりを少しずらして広げ、折り曲げて、もう片方の手で数える方法を教わった。
手の大きさの問題で苦戦する児童もいたが、きちんと数えられるようになった子もいた。
一緒に来た保護者は「別の方法で慣れているので、なかなか難しい」と苦笑い。
1億円と1円貨5000枚の重さ体験も行った。
約10㎏の束を持った子どもは「結構重たい」と話し、小さな子は2人がかりで体験して喜んでいた。
講座を体験した児童は「1億円の重さが体験できて良かった」。
子どもと一緒に来た保護者は「大人も知らないことがあって、お札をこんなにじっくり見たことがなかったので、精巧さに驚いた。子どもと楽しく体験できた」と話していた。