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上田市が2月に「消費喚起応援事業」第5弾!補正予算案など21議案発表

テーマ:上田市ニュース

 上田市は、28日からの12月市議会定例会に提案する21議案を22日に発表した。
 一般会計補正予算案では、来年2月に行う「消費喚起応援事業第5弾」。
 「特定空家を解体する行政代執行」の経費。
 「原油価格高騰などに伴う燃料費」などの追加計上が目立つ。

 今回の予算補正額は、一般会計で9億3040万円余。
 特別会計で9億7469万円余。
 企業会計で1億626万円余。
 合計20億1136万円余りを追加。
 どの会計でも燃料費、光熱水費、電気料などが追加計上されている。
 
 燃料費関連では、指定管理者の施設、民間保育所、福祉施設などへの支援もある。

 チケットQRを利用して買い物などで最大20%割引できる消費喚起応援事業は、第4弾を9月から10月の61日間、行った。
中小事業者1045店舗が参加。
1万円分の割引のチケットは、8万8597件配布され、うち4億1229万円余が利用された。
このため、第4弾では20億円余の地域内消費・経済効果があったと推計している。
 利用額が大きかった業種の上位は、食品小売業、その他小売業、飲食業、理美容業、日用品・衣料品小売業の順。

 第5弾は、来年2月1日から28日を期間とし、チケット利用額が3億円に達した時点で終了する計画。
 予算は、チケット利用と事務経費で3億4000万円。
 地域環境への影響で問題となっている特定空家で、行政代執行は上田市で初。
 中野地籍で、3棟ある特定空家のうち、道路に面した1棟を解体する。
予算額は194万円余。

 まるこ福祉会の障がい者支援施設、グループホームの整備に対して補助金が768万円余。
 補助率は、国庫補助交付額の4分の1。

 除排雪事業者が、道路の積雪状況を、上田ケーブルテレビの道路情報を活用。18カ所ライブカメラで確認するためのシステム導入に83万円余。

 修学旅行の目的地変更などキャンセルによる保護者の負担軽減。
 小学校で496万円余、中学校で1827万円余。

◆そのほか
 ▽文書管理システムへの電子決済機能整備 1200万円
 ▽長野大学生で修学支援事業補助金の対象者増加のため追加 852万円余
 ▽生活保護の増加による追加 4000万円
 ▽地球温暖化対策設備(太陽光、蓄電)設置費補助の追加 1000万円
 ▽第二学校給食センター改築事業・令和5年度も行う工事など債務負担行為 2億円
 ▽小中学校の臨時休校で、影響を受ける給食関連事業者と保護者支援 333万円
  ▽農地農業用施設災害復旧で、令和5年度も行う神科新屋地区の農道復旧工事で債務負担行為 2000万円