小諸在住作家のサム・プリチャードさんによる個展「fullcircle」(10月4日まで・小諸市立小諸高原美術館・白鳥映雪館)
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写真は「市[shi]ZEN」シリーズ】

小諸市立小諸高原美術館・白鳥映雪館は10月4日まで、小諸在住作家のサム・プリチャードさんによる個展「fullcircle」を、館内で開いている。
サムさんは、イギリス出身のフォトグラフィックアーティスト。
作品には高い技術のレタッチを施し、独自の世界を表現している。
今回の個展は、2008年の来日以降に制作した作品を網羅。
大小約100点を一堂に並べた。
「市[shi]ZEN」シリーズは、東京の近未来的な夜景と、長野県の山や満点の星空を合成した大型作品。
高層ビル群や道路の煌びやかな夜景の背後に、そびえる山々や星空が融合した作品などが並ぶ。
「A Classroom with a View」シリーズでは、日本の四季をテーマに学校生活とともに変化する風景を記録したパノラマ作品。
祢津の歌舞伎や、布引観音への遠足、体育の授業などの一場面が、青空や緑などと共に映し出されている。
このほか、日本の”電子機器をオマージュ”したデジタル作品「Phokus Archives」、部屋から見える原風景の1年間を追った最新作「Roots Project」などー全6つの作品群が展示されている。
サムさんは1982年にイングランドで生まれた。
子どもの頃、空手や柔道を習ったことや、テレビゲームで遊んだことなどがきっかけで日本を身近に感じるようになったという。
ウエストミンスター大学写真芸術学科卒業後は、ロンドンでレタッチャーとして勤務。
2008年に来日。
2010年からは長野県内の小学校で英語教師として働いてきた。
来日前から現在にかけて、個展やグループ展で作品を発表してきた。
サムさんは作品群「Land of Technology」シリーズに寄せたコメントで「写真の中では日本の景色を、子どもの頃に思い描いていたデジタルな未来の世界観、すなわち『ランドオブテクノロジー』に変更しようと試みている」としている。
開館時間は午前9時から午後5時まで。
金、土曜日は6時半まで。
月曜休館。
入館料は一般500円、小中学生250円。
(電話)0267・26・2070(同館)



