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「小山敬三記念小諸公募展展」2022の入賞入選作品約150点を展示!(20日まで・市立小諸高原美術館・白鳥映雪館)

テーマ:お知らせ

【上位入賞の6作品】

【小山敬三記念大賞の「浅間の春」】

 小諸市の小山敬三記念小諸公募展実行委員会は20日まで、第36回同展の入賞入選作品約150点を、同市菱平の市立小諸高原美術館・白鳥映雪館に展示している。

 小諸市出身の洋画家、小山敬三の功績を後世に伝えることを目的とした公募展。
浅間山、千曲川、小諸の風景などを題材とした絵画を全国から募集。
最優秀賞の小山敬三記念大賞などを選出する。

 今回の応募数は、昨年より若干少ない153点。
内訳は一般141点、学生9点、招待3点。
市内からの出展が約25%で、県内からの出展が約70%。
出展者の年代は、90%以上が60歳以上で、最高齢は90歳代。
学生の出展は、昨年より多く、全てが賞を受賞。同一出展者の重複受賞は無い。

 今回の小山敬三記念大賞は、埼玉県在住の三澤昭人さん(78)の油彩画「浅間の春」。
 三澤さんは伊那出身。
里帰りの際などに小諸市を通り、その度に見る、雄大にそびえる浅間山に惚れ込んだ。小諸駅近くのそば店で、公募展のポスターを見たことがきっかけで「私も浅間山を描いてみようと思った。さらに良い作品を制作しよう応募した」という。
 そして、「いろいろと描いているうちに、小諸の街の素晴らしさも実感した。今回の受賞に大変感動し、うれしく思う」と喜んだ。

 審査委委員長の講評によると、土台部分・体幹部分にあたる絵の下半分が優秀。
その上で奥行きや空間感がある。
さらに浅間の春というテーマが自然と表現されているという。

★このほか上位入賞作品は
 長野県知事賞に柳沢岳志さん(東御市)の「冬の朝」
 小諸市長賞に斉藤幸男さん(千葉県)の「初冠雪浅間山」
 小諸市教育長賞に新堂雅彦さん(神奈川県)の「盛夏浅間山」
 小諸市議会議長賞に竹花廣子さん(上田市)の「桜日和」
 審査員長賞に丸山文治さん(小諸市)の「千曲川と大久保橋」。
 以下、優秀賞5点、小山敬三美術館友の会奨励賞10点、各企業賞、学生賞、佳作賞などが選出された。

 開館時間は、午前9時から午後5時まで。
 休館日月曜。
 問い合わせ(電話)0267・26・2070(同館)。