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「第9回 東信濃工芸作家展」(10月13日まで・東御市の梅野記念絵画館・ふれあい館) ☆東信地域に縁のある工芸作家を紹介!

テーマ:お知らせ

【池田さんの着物「秋風吹く頃」(左)など】
【タバコをくわえる自身を描いた染絵の自画像】
【野の花などを描いた染絵の作品】
【上田工芸会の作家による木工や磁器の作品などが並ぶ】


 東御市八重原の梅野記念絵画館・ふれあい館は10月13日まで「第9回 東信濃工芸作家展」を開いている。
 東信地域に縁のある工芸作家を紹介する

 今年は上田市を拠点に活動する上田工芸会の作家10人の作品と、同会が発足した2006年から会長として会を牽引し、昨年5月に80歳で亡くなった上田市住吉の友禅染作家、池田公正さんの遺作を展示した。

 池田さんは16歳の時に友禅染の糊置職人だった父を亡くし、友禅染の模様師に弟子入り。
 その後はこの道一筋に精進を重ねた。
 1988年に制作した着物「秋風吹く頃」など着物や帯、染絵など約50点が並ぶ。染料や筆、老眼鏡などを置いた仕事机や山野草のスケッチ、下絵なども紹介。
 タバコをくわえる染絵の自画像もある。

 上田工芸会事務局で同市上田原の木工作家、保原崇さん(73)は「池田さんはたたき上げの昔ながらの職人であこがれだった。温厚な人柄で、個性が強いメンバーの意見をよく聞いてまとめてくれた」としのんだ。

 保原さんは大学卒業後、25歳で木工の道を志した。
 カエデで作った飾り棚やいすなどを展示し「この仕事は自分1人で作って、商品を使い手に直接届けられる喜びがある。カエデは堅く扱いにくい材だが、困難なものに挑戦するのが面白い」。

 同市諏訪形の金工作家、宮入鏡さん(74)はアクセサリーや銀盃などのほか、飾額「黄銅 竹林の鳥」を並べ「40年ほど前にも作った思い入れのあるデザインで、気持ちが乗った。これからも納得いく作品を残せるよう、気を入れて作っていきたい」と話した。

☆ほかの出品者は次の通り(敬称略)。
 芦田貞晴(木工)、芦田俊之(陶磁器)、市川洋子(染色)、佐藤今朝善(金工)、武捨亮一(木彫)、ルミW.バウマン(陶芸)、ロベルトW.バウマン(同)、渡辺由理子(磁器)。

☆23日午後1時半から作家ギャラリートーク。「池田公正さんの仕事と上田の工芸について」。参加費無料。

 入館無料。
 月曜休館。
 午前9時半から午後5時まで。
 (電話)0268・61・6161(同館)