戦後80年特別企画「平和のための戦没船展示会」(14日まで・上田市の上田文化会館)
テーマ:上田市ニュース


戦後80年特別企画「平和のための戦没船展示会」が14日まで、上田市の上田文化会館で開かれている。
主催は「戦没船を記録する会」。
時間は午前10時から午後5時。
入場無料。
上田市での開催は初で、県内では2回目。
展示では、旧大阪商船の嘱託画家の大久保一郎氏が「第二次世界大戦中に徴用されて撃沈された大型貨物船」を、生き残り船員の証言から描いた油絵遺作集「徴用船の最後」の中から15点の写し。
資料として当時の海上交通路、徴用に関わる資料、6万人とされる戦没船員の年齢別の表なども展示。
絵画では、キスカ島で空爆炎上する「ぼるねお丸」、パラオに向けて航行中に空爆で撃沈した病院船の「ぶえのすあいれす丸」など、戦争の悲惨さを伝えている。
学童集団疎開船・対馬丸の資料も展示。
学童784人を含む1484人が犠牲になったことを伝える資料も展示。
上田で追加された展示内容には、台湾海峡で撃沈され、東信など長野県出身者122人を含む1050人の兵士と船員57人が犠牲になった「くらいど丸」の資料も展示している。
資料には犠牲者の名簿もあり、上田市や小諸市、佐久市などの人の名前がある。
展示会の事務局、西澤清文さん(長野市篠ノ井・光林寺前住職)は「戦後80年、戦争を体験した人から直接話を聞くことが難しくなっている。平和のため、史実を絵画や資料から知ってもらい、次世代に語り継いでもらいたい」と話していた。来年は中南信で展示を行う予定だ。



