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チョウがテーマの絵画や写真を展示する「蝶のアートビエンナーレ」(21日まで・小諸市立小諸高原美術館) ★小諸市の有志でつくる「糠地郷蝶の里山会」

テーマ:お知らせ

【竹澤さんの作品】
【林さんの作品】

 小諸市の有志でつくる糠地郷蝶の里山会は21日まで、チョウがテーマの絵画や写真を展示する「蝶のアートビエンナーレ」を市立小諸高原美術館で開いている。
 入場無料。

 チョウをテーマとした絵画や写真などの作品を全国から広く募った公募展で初開催。
 同市市民活動促進事業補助金活用事業。
 1人につきA4サイズ10枚までの応募を可能とし、代表作に限定せずに良作を集めた。
 応募作品に順位は付けないが各賞を選出している。

 会場には、さまざまな視点で制作された力作約320点を展示。
 アサギマダラやキアゲハなど有名なチョウをはじめ、絶滅危惧種のミヤマシジミ、カイコの産卵や繭、幼虫や蛹、オオルリシジミの育成記録など多様な作品が並ぶ。

 同会は、自然環境保全や地域連携などを目指して活動しており、自然保護に関する条例制定の要望なども行ってきた。
 今回の公募展はこれらの啓発が大きな目的。

 「コロナ禍」前に実施していた「蝶のはがき絵大賞展」から発展した取り組みでもあり、今後も定期的に開催する方針。

 同会代表で画家の大島康紀さんは「いかにチョウを愛するかに重点を置いて企画した。現代はスマホによる写真撮影など、気軽な制作活動もできるため、技術にかかわらず気持ちのこもった作品が集まれば良いと考えた」と話している。

 開催時間は午前9時から午後5時(最終日は3時まで、月曜休館)。
 18、19日午後1時半から地域の保全活動や各地の探蝶家活動報告などをテーマとした「ギャラリートーク」がある。

★主な受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽小諸市長賞 竹澤久夫▽東信ジャーナル社賞 林清弘▽小諸新聞社賞 菊地英之▽CTKコミュニティテレビこもろ賞 近藤麗子、梅山京子▽秀作賞 名取健一、榊原あつ子、岡村和則▽Nice shot賞 福澤三雄▽Popart賞 柳澤敏彦
 このほか、NBP協賛賞8人、ジュニア部門10人、NBP蝶の里山賞19人。