上田市で初の「現代の名工」に! ★上田市の(株) ウッドテック秋富(あきふ)社長、太田幸雄さん(72) 令和5年度厚生労働大臣表彰「現代の名工」に。
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建具や家具などを製作する上田市の㈱ ウッドテック秋富(あきふ)社長、太田幸雄さん(72)は、卓越した技能者に贈られる令和5年度厚生労働大臣表彰「現代の名工」として13日に表彰される。
木製家具・建具製造工としての「現代の名工」は上田市で初。
太田さんは上田市越戸出身。
技術専門校を経て同社へ昭和45年に19歳で就職。
2代目社長の秋山三造さんが親方で、住み込みで技術を教えてもらったという。
同社は前社長まで創業家が社長を務めたが、一般社員から社長になったのは太田さんが初めて。
長野県建具共同組合でも活躍し、現在の理事長の1期目。
建具では、襖や障子などで善光寺や北向観音、県外では永平寺などの寺院でも仕事をした。
「お寺やお宮で仕事をさせてもらい、何十年立ってもその場所に行けば今でも自分の仕事が見ることができる。この仕事は、何十何百年と成長した木を材料とし、同程度の寿命を与えることができる。ありがたいこと」と話す。
「職人は腕だけでなく、弟子を育てて一人前。職人として最高の賞をいただき、自分の技術を後世に伝えたい」として、技術の継承に力を入れ、市内外の中学校などで子どもに木工の技術や楽しさを伝えている。社内では若手が技能五輪に出場している。
住宅で和室の減少から建具の需要が減ったことから、技術を生かしたオーダー家具や造り付け家具を製作し、木製サッシや木製の防火戸なども開発。
木製サッシは欧州などの建物をヒントにし、アルミと違って結露が発生しない。
防火戸は金属だと高温になって触れることができず避難などに支障があるが、木製は触れることができる。
「長野県の森林は現在、材料として伐採する時期を迎えている。身近な木材を活用し、日本の文化としての和室をPRしたい」と熱く語る。
令和5年度現代の名工では太田さん以外に、県内で6人が受賞する。



