上田市腰越の宮下聡さん(61)が「第103回 春陽展」で最高位の「春陽会賞」を受賞! ☆受賞作品は27日まで東京都の「国立新美術館」で展示され「名古屋展」や「大阪展」を巡回
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上田市腰越の宮下聡さん(61)は「第103回春陽展」で最高位の「春陽会賞」を受賞した。
受賞作品は「幸福な結末24→26」。
宮下さんは「クレパスとアクリルで何度も描き重ね、複雑なやりとりを交わして仕上げたことが評価されたのでは」と話す。
宮下さんは信州大学教育学部美術科で鋳金を専攻し、卒業後は県内の小中学校で教鞭を執った。
しばらく制作活動からは遠ざかっていたが、東御市の田中小学校に勤務していた時に春陽会創立メンバーの山本鼎が開発に関わった画材「クレパス」と出合い、子どもたちとスケッチに行く途中で見た「アスパラガス畑」の風景に心ひかれて、創作意欲に火が付いた。
40歳を過ぎてから東信美術展や県展に挑戦するようになり、48歳で春陽展にアスパラガスの畑を描いた「うつろい」を初出品し奨励賞を受賞した。
「幸福な結末24→26」で描いたのは道路脇ののり面。
これまでも好んで描いてきたモチーフだが「コンクリートの枠組みは学校、その中で自由に伸び伸びと育っている草は子どもたち。
互いに影響を受け合って変わっていく、それは教育現場の姿なのではないか」ということが描いているうちに分かってきたという。
2024年4月に病を得て入院。
8月には職場復帰したがその後、数カ月間は車いす生活を送った。
快復したいまは「まだまだ自分には表現したいことがあると改めて確認した。のり面をモチーフにした作品を深く追求していきたい」と前を向く。
東御市の和小学校長を務めて定年退職し、現在は東御市教育委員会の指導主事として市内小中学校で「朝鑑賞」などを推進する。
受賞作品は27日まで東京都の国立新美術館で展示され「名古屋展」や「大阪展」を巡回する。



