ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

草月流師範、笹辺登起子さん(82)=上田市上田原= 「生きている限り、花と向きあう」

テーマ:ひと

 「生け花に支えられてここまで来ることが出来た」と語る上田市上田原の笹辺登起子さん(82)。
 華道、草月流の師範として大勢の生徒を育ててきた。

 笹辺さんが華道と出会ったのは、高校生の時。
同級生の叔母さんが華道、草月流の師範だった。
 同級生に誘われて教室に通うようになった。

 24歳で結婚したが、1年半で6ヵ月の娘を残して夫が亡くなってしまった。
 路頭にくれたが、夫の身内や実家の兄弟らが良く面倒をみてくれた。皆に助けてもらい、働きながらも華道は続けた。
 川辺町の婦人会の教室では先生の助手として手伝ったこともあった。

 子どもが中学生になった40歳の時、自宅に教室を開いた。勤めのかたわらだったので週2回だけの教室だった。

 66歳で師範会理事となった。
 「体調が悪いとき、生け花をしているとその時は忘れてしまう」という。

 花の中では特に山野草が好きだ。
 「いろいろあったけど今が最高。生きている限り、花と向きあっていきたい」と話す。